だれもが安心して暮らせる大分県をつくる会ニュースレター「わたしもあなたも」 2016年6月30日発行 第17号 だれもが安心して暮らせる大分県をつくる会 【連絡先】在宅障害者支援ネットワーク 大分市都町2丁目7−4 303号 TEL・FAX 097−513−2313 メール info@daremoga-oita.net ホームページ http://www.daremoga-oita.net 第1面 大見出し 条例が成立しました! 本文  3月25日、大分県議会の平成28年第1回定例会の本会議で「障がいのある人もない人も心豊かに暮らせる大分県づくり条例」が全会一致で可決され成立しました。条例をつくる会から共同代表、世話人ら約20名が傍聴して成立を見届けました。成立後、県政記者室で記者会見を行うとともに、田中県議会議長、紹介議員になってくださった土居県議や守永県議をはじめとする県議の皆さん、草野福祉保健部長らに感謝の気持ちを伝えました。  条例をつくる会を結成したのが2011(平成23)年6月。アンケートと聴き取りで多くの障がいがある人やその家族の声を受けとめ、県内各地で意見交換を重ねながら、条例案をつくり、2万人を超す署名を集めて県議会に請願しました。2014(平成25)年3月、請願が全会一致で採択され、県議会から県に条例づくりが託されて2年。5年近い時間をかけての成立でした。  条例は4月1日から施行され、条例に基づいた「大分県障がい者差別解消・権利擁護推進センター」が設置され、リーフレット等による啓発なども開始されています。  条例をつくる会は、4月10日に第5回総会を開いて、会の名称を「だれもが安心して暮らせる大分県をつくる会」に変更して、「条例を絵に描いた餅にしない」という決意を込めて取り組みを継続していくことになりました。 見出し 条例によって設置された「大分県障がい者差別解消・権利擁護推進センター」困ったときにはぜひ連絡してください。 大分市大津町 大分県総合社会福祉会館 電話・FAX 097−558−7005 受付時間 8時30分〜17時 第2面 見出し 条例をつくる会第5回総会 見出し 「大分県をつくる会」として取り組みを継続 本文  だれもが安心して暮らせる大分県条例をつくる会は4月10日、大分市の県総合社会福祉会館で第5回総会を開きました。総会には県内各地から約60名が参加、別府からの多くの皆さんにご参加いただきました。総会では、成立した「障がいのある人もない人も心豊かに暮らせる大分県づくり条例」の説明を受けて、これからの取り組みや会のあり方について話し合いました。 見出し 「このまちに生まれた不幸」なくそう 本文  成立した条例について語る“リレートーク”では約20人が発言。「できてよかった」「本当にうれしい」「できたあとが大切」「「県民に知ってもらいたい」「子どもたちに伝えたい」「学校の先生にも知ってもらいたい」「車いすでデートができるよう道をよくしたい」「このまちに生まれたことを不幸と思わないように、どこに生まれても同じサービスを受けられるように」「別府市は条例の成立で取り組みが進んでいる」「私の市でも条例をつくりたい」など、多くの思いが語られました。また「多くの人に知ってもらうためにパレードをしよう」という具体的な呼びかけもありました。 見出し 「皆でつくった条例」誇りに 本文  方針の提案は徳田共同代表が行いました。「みんなでつくったこの条例を誇りにしたい。“生の声”を聴くことで生きる重みを実感し、私たち一人ひとりが成長した。これからどうしていくか」と問いかけました。 見出し 条例を“絵に描いた餅”にしない!! 本文  さらに、「共通するのは『絵に描いた餅にしない』ということ。私たちに何ができるか。『親なきあと』『性・恋愛・結婚・出産・子育て』『防災』について対策を検討する機関が必要だ。条例によってできた『差別解消・権利擁護推進センター』を活用することも大切だ。そして地域の取り組みを進めるためには全市に条例をつくることが必要だ。知らせるためのパレードにも協力して取り組みたい」と提案。また「条例をつくる会」について、名称を「だれもが安心して暮らせる大分県をつくる会」に変更して活動を続けていくことを提案しました。  意見交換の結果、「全市」を「全市町村」に修正した上で、すべての提案が全参加者の賛同により承認されました。 見出し 今後の取り組みについて 本文 第5回総会を受けて、「だれもが安心して暮らせる大分県をつくる会」として、以下の方針で取り組むことになりました。皆様の引き続いてのご参加、ご協力をお願いいたします。 (1)県条例を『絵に描いた餅にしない』にしないために取り組みを続ける。 (2)『親なきあと』『性・恋愛・結婚・出産・子育て』『防災』について対策を検討する機関の設置を県に働きかける。 (3)条例によってできた『差別解消・権利擁護推進センター』を活用する。 (4)全市町村に条例ができるよう働きかけを行う。 (5)条例を知らせるパレードに取り組む。 第3面・第4面 大見出し 別府市親亡き後等の問題解決策検討委員会 活動報告 見出し 「親亡き後」の問題の解決に向けて 平野亙 本文  県条例の施行に2年遡る2014年4月1日に「別府市障害のある人もない人も安心して安全に暮らせる条例」(ともに生きる条例)が施行されました。この条例には、「市は、障害のある人を保護する者が死亡その他の事由により当該障害のある人を保護できなくなる場合の問題を解決する総合的な施策を策定し、これを実施するものとする」(第23条)という規定があり、この規定に基づいて2014年4月に「別府市親亡き後等の問題解決策検討委員会」(以下、委員会)が設置され、私も委員の一人として議論に参加しました。委員会では13回の議論を経て、2016年6月に報告書を別府市長に提出する運びになっています。 障がいのある人は、社会の支援を受けながら日常生活・社会生活を営んでいますが、保護者の支援がなければ生活が成り立たないことが少なくありません。一方で、保護者が先に亡くなったり、高齢等のために日常的な支援ができなくなるということが起こりうるために、いわゆる「親亡き後」の問題を生んでいます。このような問題は、県条例の策定作業中から大きな課題とされ、今年施行された県条例でも前文や第4条(県の責務)に重要な課題としてあげられています。今後どのようにしてこの「親亡き後」の問題の解決策を考えていけばよいのか、別府市での検討のご報告をしたいと思います。 委員会では、「親亡き後」の問題を生んでいる状況を列挙し、その原因を分析して、問題解決のために乗り越えるべき課題を6つに整理しました。課題分析の詳細や解決策については報告書をお待ちいただくことにして、今回は、この6つの課題についてご紹介します。 見出し 課題1 意思決定支援体制の未整備・生活スキルの不足 1)意思決定支援体制の未整備  私たちの日々の暮らしは、様々な意思決定の連続で形作られています。私たちは普段それらの意思決定をほとんど無意識に行っていますが、知的障がいや発達障がい、精神障がいのある人にとっては、日常的なこまごました意思決定であっても、近しい人の支援なしに行うことが難しいものです。そしてほとんどの場合は、一緒に住んでいる保護者やきょうだいが主な支援者となっていて、家族に代わる支援の担い手がいないのが現状です。  意思決定支援では、意思形成支援と意思表示支援の2通りの支援が必要です。そして、発達障がいや精神障がいのある人にしばしば見られるのですが、家族以外の人から支援を受けた機会が少なかったり、特定の人としかコミュニケーションがとれないなど、人から支援を受けるスキルをもたないために、支援を受けられない人がいます。支援できる人や体制の整備と並んで、このような支援を受けるスキル(受援力)を、障がいのある人自身が身に着けていくことが、これからの大きな課題であると考えられます。 2)生活スキルの不足  障がいのある人の多くが、一人では日常生活を送ることが難しい、すなわち身の回りの様々なことをする「生活スキルが不足している」状態にあるため、日常的に何らかの支援を必要としています。そのため、保護者など家族に代わって本人を支援する存在を確保する必要があります。また自己実現という意味でも、意思決定を含め、日常生活に必要なスキルをいかにして多く身につけるかという視点が重要と考えられます。 見出し 課題2 居住の場  私たちが生きていく上で基盤となるものに「居住の場」があります。障がいのある人が親亡き後の居住の場をどうするかということは、どのように生きていくかということでもありますから、非常に重要な問題です。自宅であっても、当然のことながら様々な支援が必要ですし、グループホームなどの支援付き居住施設が不足しているという現実的な課題があります。 見出し 課題3 社会参加の場  障がいのある人の社会参加は、社会に存在する様々な「場」や「機会」を活用して他者と出会ったり、様々な経験をしたり、自らの思いを実現することを目指しますが、少なくとも居住の場から離れ、外の世界に出て行くことができるだけでも、社会とのつながりを持ち、孤立を防ぐという意味合いがあります。  社会の中に、様々な特性を持つ人が参加可能な「場」や「機会」が用意され、様々な活動に参加できるようにするための支援を推進することが必要で、まずは多様な「場」が用意されなければなりません。社会参加の場として考えられるものは、日中活動の場としての地域活動支援センターの整備や生活介護の充実、集いの場としての自助グループ支援、文化・スポーツ等の活動、地域レベルでの諸活動があり、さらに社会的就労も社会参加の場としての機能を持つことが考えられ、その充実が望まれます。 見出し 課題4 経済面の問題  障がいのある人が生活していく上で重要な問題に、経済面、つまり生計費をどのように確保していくかという問題があります。所得を得るために就労の場と機会を拡充すること、年金・手当等の適正受給のための申請支援、そして資産管理の問題を解決することが必要と考えられます。 見出し 課題5 相談体制の充実  親亡き後の問題を検討する過程で、障がいのある子どもの将来像を描けないという親の側の漠たる不安が浮き彫りになりました。また実際に保護者がいなくなったとき、障がいのある人が困難に直面した場合にどこを頼ればよいか分からないという現実的な不安があります。さらに地域で暮らす障がいのある人、特に精神障がい、発達障がい、医療依存度の高い重度障がいのある人などにとっては、急に症状が悪化した場合などの緊急時の不安もあります。  これらの不安への対応については、相談機関が担うことが期待されますが、現在の相談体制が十分でないところからこれらの不安が生じているのも事実です。したがって何よりもまず、いかに相談体制を充実させるかが非常に重要です。必要な時、困った時に直ちに多種多様な困りごとに対応できる相談が可能な状況ができてこそ、親が子どもの将来像を描く手助けとなりますし、保護者や障がいのある人の不安を軽減することになるでしょう。 見出し 課題6 地域福祉の推進  今後、これまで以上に障がいをかかえながら地域に暮らす人が増加していくことが予想されます。地域で暮らす障がいのある人にとっては、日常生活でも、災害などの緊急時でも、身近なところで手助けを受けることができる状態が望ましいことはいうまでもありません。そこで、地域単位で「見守り」その他の細やかな支援が手厚く受けられる体制を推進していく必要があります。  地域福祉を推進するに当たっては、地域のつながりが前提となりますが、障がいのある人の中には、どうやって地域社会とつながってよいか分からないという人も多く、またこれまで受けてきた差別や偏見のために傷つき、他人に障がいのあることを知られたくないという人もいます。しかしながら、障がいの有無に関わらず、人が生活するうえで地域との関わりは不可欠なものですから、いかにして地域住民の理解を深め、地域のつながりを構築していくか、きちんと検討していく必要があります。 第6面 大見出し 「障がいをしゃべってはいけない」から「みんな違ってみんないい」へ 見出し 「性・恋愛・結婚・出産・子育て」条文のきっかけをつくった・千住みなみさん 本文  成立した条例には、他県の条例にはない大切な条文があります。その一つが「性、恋愛、結婚、出産、子育て」です。そのきっかけをつくったのが、「私を障がい者としてでなく、女性としてみたことがありますか?」という千住みなみさんの一言でした。成立した条例をどう感じているのか、今の思いを千住さんに伺いました。 見出し「女性として見たことは?」 本文  自分の障がいについて「しゃべってはいけないのでは」と思ってきた千住さんは、条例づくりに参加して初めて思いを話し始めました。「私を障がい者としてでなく、女性としてみたことがありますか?」という言葉は、徳田靖之・条例をつくる会共同代表に問いかけられたものでした。思いもかけなかった一言に、徳田さんは言葉に詰まります。しかし、その一言が条例づくりを大きく動かすきっかけになったのです。 見出し「生きづらさを感じてきた」 本文  条例づくりを通して中心的な課題になったのは、アンケートで多く寄せられた「親なきあと」の問題でした。千住さんはそのことになんとなく違和感を抱きます。「この条例が自分自身の問題にどう関わるのだろうか?」。千住さんは「“生きづらさ”をずっと感じてきた」のでした。  街を歩いていてジロジロ見られるのを「みんなと違う体だから仕方ない」とあきらめてきました。その度に「自分は障がい者なんだ」と感じてきたのです。また、子どもの頃、異性の職員の介助を「なんとなく嫌だけど、しようがない」と耐えてきました。「おかしいと言ったらいけない気がしたから、女性であることを意識しないようにしていた」。「ずっと、女性である前に障がい者と見られてきた」というのが千住さんの実感だったのです。 見出し みんなの問題だった! 本文  千住さんの発言は、それまで話しにくかった「性、恋愛、結婚、出産、子育て」について、覆いを取り払いました。「これまで話すことができなかった」「『自分のことも自分でできないのに子育てはできない』と言われた」「妊娠して産婦人科に行ったらすぐ『中絶しますか』と言われた」…。あふれ出した女性たちの思いは、条例づくりに反映されていきます。 見出し 女性としての思いが条例に 本文  条例をつくる会の条例案には「全ての県民は、多様な性をもつ主体としてお互いに尊重されなければならない。障がいがある人が性的な主体として、自らの性や生殖に関して自由をもっていることが尊重され、障がいがある人自身が望む場合に、恋愛、結婚、妊娠、出産、子育てを実現できる体制が整備されなければならない」と表現されました。  成立した「大分県づくり条例」では、前文に「私たち大分県民は、全ての県民が、障がいの有無によって分け隔てられることなく、教育や就労をはじめ、恋愛、結婚、妊娠や子育て等人生のあらゆる場面において、それぞれの選択を尊重するとともに、相互に助け合い、支え合う社会を実現することを願う」と書き込まれました。さらに県の責務ではこれらの「課題の解消に努める」としています。 見出し「条例は出発点」 本文  千住さんは「条例に『性、恋愛、結婚、出産、子育て』が書き込まれたことは大きい」と条例の意義を評価します。しかし一方で「根源的なことを汲み取りにくい」とも言います。  「障がい者だけど認めてやると言ってほしくない。みんなそれぞれ違うことが当たり前に受け入れられる社会になってほしい」。それは「自分が自分らしく生きられること。“みんな違ってみんないい”と思えること」。千住さんは、「気をつかってほしいのではなく、障がいによる生きづらさに気づいてほしい。何もしていないのに見られたり、振り返られたりしたくない。そんな生きづらさが少しでも減ればと切に願っている」と話します。  「条例は出発点」というのが千住さんの実感でした。    (インタビューとまとめ:小野久) 第7面 見出し おしゃれをして街に出よう!PART2 福山陽子 見出し 急遽、披露宴を挙行 本文  本年元旦の入籍後、特段披露宴開催の予定はしてなかったのですが、「形だけでも」と、急遽披露宴を挙行。とは言いましてもお互いバツイチですので、大きな宴にする気はなく、日頃お世話になっている方に来ていただくことに。  しかし私達がお世話になっております方と言いましたら、別府に留まらず数多くいらっしゃいます。なので今回お呼びした方は、ぐっどらいふ大分の仲間を中心に、独断を優先させていただきました。 見出し 女性であることに誇りを持って 本文 この日に着用しましたウエディングドレスは、ショーでお披露目しましたドレスを、作成してくださいましたデザイナーの鶴丸礼子先生に膝丈にリフォームして戴いたもの。そしてお色直しのドレスは、先生が着物の帯をリメイクして、アメリカのパーティーでお召しになられましたドレスをお借りしました。  前号で記して戴きましたが、私は振り返られることに、快感を感じます。それは、関心がある証拠だからです。卑屈になるなんて、非常にもったいない!私は「車イスは女性を表す最高のアイテム」だと思っておりますので、座り方(脚の向き)も気にしています。確かに障がいで難しい部分はありますが、要は気の持ち方。スカート丈やパンプスのヒールの高さや角度にもこだわります。 見出し 車イスにセクシーに乗りましょう。 本文  障がい者である前に、人であり女性なのですから、女性を楽しみたいと思っています。女性であることに、誇りを持ちたいと思っています。 見出し 機能性とおしゃれの両立で 本文  女性であることの喜びの一つに「おしゃれ」がありますが、既製の服は着づらい…ということがありませんか?だから機能が考えられましたお洋服を選んだら、全然おしゃれではなかった!ということが、あるかと思います。機能が重視されたお洋服の多くは、ファッション性とはかけ離れています。しかし、おしゃれ且つ機能性であるのならば、嬉しいことですね。  それを叶えて下さるのが、私がいつもお世話になっております大分市府内町のアトリエ「服は着る薬」主宰の服飾デザイナー鶴丸礼子先生です。先生が考案されました独自の製図法にて、「全ての人に合うお洋服」を提案してらっしゃいます。  おしゃれをして街を、社会を、変えましょう!そして恋をしましょう! 第8面 見出し 言わせちょくれ P 熊本・大分地震と伊方原発問題 別府市 徳田靖之 本文 ハンセン病家族訴訟の関係で、震災後はじめて熊本を訪問した。裁判所の建物は、熊本城の直近にあるため、地震による被害状況をつぶさに目の当たりにすることとなった。テレビの画面や新聞報道である程度は承知していたつもりだったが、天守閣をはじめ、壮大で美しかった城壁の崩壊状況は想像を絶するもので、思わず涙ぐんでしまった。と同時に震度6弱を体験したあの夜が蘇って、体に震えが来た。今更ながら自然の猛威というものを見せつけられた思いだ。  3.11と呼ばれる東日本大震災でもそうだったように、今回の熊本・大分地震でも、被害は高齢者・障がいのある人へと集中している。 ご承知の方も多いと思うが、私も参加する「福祉フォーラムin別杵速見実行委員会」では、別府市亀川地区の障かいのある人一〇一人を対象に、今回の地震における避難状況の聞き取り調査を行った。  その結果、避難せずに自宅にて過ごした人が74%、その内、41%が避難できなかったことが判明した。避難したくてもできなかった人が30%を超えたということになる。  この数字を知って、一番に私の頭に浮かんだのが、伊方原発のことである。  今回の熊本・大分地震の教訓は、震度7クラスの地震が、私たちの住んでいるこのまちでも起こりうることを明らかにした。活断層の伸びる大分や中央構造線に近い愛媛でこの規模の地震が発生した場合、伊方原発が福島第一原発と同様の事故を起こしかねないことを私たちは想定せざるをえない。その場合に、私たちは、流出することになるかも知れない放射能から逃れることが本当に可能なのだろうか。熊本地震では、道路が寸断されて、救援物質を運ぶことすら困難だったという。そのような中で、車椅子の人、視覚障がいの人、聴覚障がいの人、寝たきりの高齢者、・・・はどうなるのだろうか。避難したくても避難できないという立場にいる人たちのことを考えると、伊方原発の問題は、傍観できる問題ではない。そんな思いで、遅まきながら、大分地裁への伊方原発差止めの仮処分申立に参加することにした。  少なくとも、原発問題において、災害時要援護者の問題を明確に位置付けることの重要性を訴えていきたいと願っている。 見出し 大分県条例を知らせるためのパレードにご参加ください! 日時 7月24日(日)13時30分から15時30分 見出し 障がいのある人もないひとも心豊かに暮らせる大分県づくり条例を知ろう! 見出し 条例啓発(お知らせ)パレード−「だれもが暮らしやすい大分県にしよう!」 本文 みなさんの思いを受けとめて、この県条例がつくられました。すでに4月1日より、障がい者差別解消法も併せてスタートしています。この事をより多くの県民の方に伝えましょう! 見出し 当日の動き 1,集合場所・時間 大分市 ホルトホール302会議室 13時20分までに集合 13時30分から14時15分 ミニ集会 2,パレードコース案内 ・ホルトホール出発 ・大分駅(通過) ・大分駅北口広場 ・セントポルタ中央町商店街 ・ガレリア竹町 (広場に集合して解散) ※雨天決行 ※熱中症対策、雨天時の対策(傘、カッパ等)を各自で準備をお願いします。 主催 だれもが安心して暮らせる大分県をつくる会 大分県障がいフォーラム 後援 大分県・大分県社会福祉協議会 問合せ先 在宅障害者支援ネットワーク 電話 097−513−2131 以上